私たちは、さまざまなお客様のニーズにお応えするために、カーゴトレーラーを活用した送迎を行っています。
その中でも、最近少しずつではありますが注目されはじめたのが、電動車いすやシニアカーの対応です。旅行や帰省の際に、「使い慣れた自分の移動手段をそのまま持って行きたい」という方の声に応える形で、お客様にご利用いただいています。
事例はまだそれほど多くはありませんが、お問い合わせいただくことも徐々に増えてまいりましたので、ここでご紹介いたします。
折りたたまずにそのまま積載可能
カーゴトレーラーの最大積載量は200kgと十分な余裕があり、100kgを超えるような電動車いすやシニアカーでも、折りたたまずにそのまま積載することが可能です。折りたたみの手間や誤操作による破損リスクがなく、現地に到着してすぐに使用できるのも大きなメリットです。
スロープ付きで積み降ろしもスムーズ
当方のカーゴトレーラーは、後部ドアを開ければそのドアがスロープになりますので、これにより、重たいものでもスムーズに積み降ろしが可能です。

車いすやシニアカーの車体を持ち上げる必要がないので、ドライバーだけでも安全に積み降ろしができます。
写真のシニアカー「Buzzaround CarryOn」はバッテリー込みでも34kgほどの比較的軽量な車体、そしてコンパクトに折りたたむこともできるため、車内に持ち込むことができます。
しかし、降ろしてからすぐに乗れるように、降りたたまずにお載せしています。
恐らく、100kgほどあるシニアカーでも問題なく載せることができるでしょう。
カーゴトレーラーのスロープには、地面とスロープとの段差、スロープと荷台との段差がありますが、どちらも僅かな段差です。
例えば、100kgの重量があるスズキの「セニアカー」なら、取扱説明書によると7.5cm以下の段差なら乗り越えられるようなので、僅かな段差であれば積み降ろしでの問題も無いと思います。
実際に電動車いすに乗車したまま載せました
ここでは、実際に電動車いすをカーゴトレーラーに載せたときの様子を、ご紹介します。
載せた車両はこちら

車種 | WHILL Model C2 |
車重 | 約52kg |
登坂能力 | 10度 |
段差乗り越え能力 | 5cm |
車両の詳細は以下の公式サイトでご確認ください。
載せる前にスロープの段差をできるだけ平坦にします

さらにひと工夫し、段差をなくして平坦にすることで、操作される方と車いすへの負担を減らします。
乗車したまま載せて降ろします
このように、難なく載せることができました。
降ろすときも同様です。(写真はありません。以下の動画でご確認ください。)
降ろす際は、乗車したまま後ろ向きで行いましたが、後方確認がしにくい、操作がしにくいなどの不安があると思います。
そこで、載せるときも降ろすときも、当日送迎を担当するドライバーが介助・誘導をいたしますので、ご安心ください。
載せて降ろす様子を動画でご確認ください
手動式から電動式まで多くの車いすに対応できます
これまで、車いすを載せて送迎させていただいたことがありますが、手動式も電動式も問題なく載せて降ろすことができました。
折りたたみ可能な車両はもちろん、折りたためない・簡単には折りたためない車両であっても問題ありませんでした。
全てに対応できるとは言い切れませんが、恐らく、ほとんどの車いすに対応できるはずです。
もし、お乗りになる車種が積載できるか分からないときは、以下の点をご連絡いただければ、お調べいたしますので、お気軽にお問い合わせください!
- 総重量(バッテリーや付属品など全て込みの重量)
- サイズ(折りたたまない状態のサイズ)
総重量、サイズが分からない場合は、車いすの製造メーカー、車種など車いすを特定できる詳しい情報をお知らせください。
観光地や帰省先での移動がより自由になります
車いすやシニアカーをご自身で操作されている方にとって、旅先での移動手段の確保は重要なポイントです。現地でレンタルすることも可能ですが、
- 使い慣れていない車いすでは不安がある
- 操作方法が異なることで負担が増える
- 台数に限りがあり予約が取れないことがある
といった声もあるそうです。
カーゴトレーラーを活用すれば、ご自宅で使っているものをそのまま持参できるため、旅先でも普段どおりに安心して移動することができます。
このようなシーンで活躍します
カーゴトレーラーによる車いす・シニアカーの運搬は、以下のような場面で特に喜ばれています!
- ご家族と一緒に温泉地や観光地を訪れる旅行
- 年末年始やお盆に、ご実家へ帰省する長距離移動
- イベント会場や結婚式など、外出先での移動が必要な場合
- 入退院時の一時的な移動補助
お身体に不自由のある方や、そのご家族の負担を少しでも減らし、快適な移動を実現する手段としても有効です。
安全面にも配慮しています
使用しているカーゴトレーラーは、単なる荷台ではありません。外装は車両と同様、内部はコンテナのようなしっかりとした構造で、雨風や雪、砂ぼこりといった外部の環境に晒されにくい設計です。
そのため、車いすやシニアカーなどの大切な車両も、風雨の影響をほとんど受けることなく安全に運搬することが可能です。
さらに、滑り止めマットを敷いた床面と専用の固定ベルトにより、移動中の車両への衝撃や荷崩れを最小限に抑えることができます。同様に、一緒に載せる旅行バッグなども荷崩れを防ぐ対策を施しますので、走行中も安心してお預けいただけます。
とはいえ、万が一のことを考えて、精密機器などは乗車する車内に持ち込むようにしてください!
ご注意いただきたい点(デメリット)
デメリットと言うほどのデメリットが見つかりませんが、あえて挙げてみると...
- スロープを使って車両の積み降ろしをするため、お迎えにあがる場所や目的地が狭い場所の場合は、やや離れた場所まで移動して積み降ろしをすることがあります。
- カーゴトレーラー内で電動車いすや電動シニアカーのバッテリーを充電することができません。電動車いすを長時間お乗りになる予定の場合は、予備のバッテリーをご持参されることをおすすめします。
載せることができない物品などはQ&Aで!
そのほか、乗車する車両の車内装備、カーゴトレーラーに載せることができない物品、などのさまざまな質問・疑問は、これまで寄せられた質問とその答えをまとめたQ&Aページにまとめていますので、そちらでご確認ください。
安心してご相談ください
これまで、何度か車いすやシニアカーを載せた経験があり、「旅先でも自分らしく動けた」「家族での移動がスムーズになった」といった声もいただきました。
カーゴトレーラーを利用することで、移動の選択肢が広がり、行けなかった場所にも足を運べるようになるかもしれません。お出かけをあきらめずに、一歩踏み出すお手伝いができればと思っております!
お荷物の内容や目的地の状況に応じて、最適な積載方法をご提案させていただきますので、どうぞお気軽にご相談ください。
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